ツマのうつ日記

うつ歴7年になるツマの日記です。オットちゃんに支えられながらも未だにうつから脱出できず。日々の出来事や感じる事、素直に書いてみようと思いました。

去年最後の通院

12月26日 通院日。

その日は、何年ぶりかにオットちゃんに付き添ってもらった。

というのも、その2日前―。



朝、ツマが起きたてに


「頭の中に、蜘蛛がいる」


と言ったからだ。もちろん、頭の中に蜘蛛などいない事はわかっている。だが、大きい黒い蜘蛛が、ガサガサと足を広げ脳を掴み、糸を張り巡らせ覆いかぶさり支配されてしまう…そんなイメージが突然襲いかかり、あまりにリアルな感覚としてずっと離れなかったのでそう言ったのだ。


それは半日で治まったものの、オットちゃんはツマが幻覚を見るようになってしまったのかと思い、通院に付き添うと言い出した。



そして通院日。

まずは看護師さんと話をし、状態を伝える。自分でも困惑するほど話し方が遅く下手だった。それでもなんとか伝えると、今日はキャンセルが1人出たので、時間が取れるからご主人も先生と話をしてもらってツマさんの状態をわかってもらったほうがいいわね、ということになった。


程なくして先生に呼ばれ、まず先生とツマで話をした。


先生は、

「もう限界にきているのに、これ以上落ちてしまうと入院も考えなければならなくなってしまうから、仕事は最低1ヶ月はしっかり休むようにしてくださいね。何もしない日を作って。図々しいくらいに(笑)今まで、自分を犠牲にして周りの人の人生を支えてきたから、周りを犠牲にするのは慣れてないかもしれないけど、ツマさんがあっての周りなのよ。協力してもらって当然なの。だから、もっと図々しくていいんです。今は、生活リズムを作るとかいう時期ではなく、とにかく休まなきゃいけない時。今まですごく頑張ってきたんだから、休んでいいんですよ。」

と言った。


オットちゃんには、先生から“今はとにかくゆっくり休む時”ということを、今までの経過も含めサポートしてもらうよう言ってもらうことになった。


最後に先生が、「でもご主人、最初だけで長続きしないのが欠点なんですよね(苦笑)」と言った。そう、この先生には何でも話しているのでオットちゃんの欠点もよくご存知なのだ。

今まで幾度となく先生からの言葉をオットちゃんに伝えてきたが、優しく理解してくれるのはほんの数週間。育児家事、仕事のストレスに耐え切れず、それを見てるツマも耐え切れず、無理矢理治ったふりをし自分を誤魔化してきた。それを知っていてくれる先生の存在はツマにとってとても大きい。



そして、オットちゃんと先生が話をし、その日は眠剤を追加されて終わった。

オットちゃんは特別何も話さなかった。わかったのかわかっていないのか、「どうだった?」と聞いても詳しく答えないので、それ以上聞かなかった。



次は1月15日。

平日だがオットちゃんは次も付き添うと言う。

だが、実はもう去年の通院日からそんなに経っていないのに、もうオットちゃんの限界が一度来ている。

休み中、イライラしているなと思った矢先、突然「ちょっと一人の時間をくれ」と言い残して出て行った。お昼近かったのでどうしようと思い、とりあえず近くのマックにコドモたちを連れて行き遊ばせてたら戻ってきた。

そうされるとツマは、やはりゆっくり治すとは行かないか…と思ってしまう。

爆発する予兆がある前に必ず、一人でゆっくり出かけてきたら?と言うのだが、オットちゃんは聞かない。



もしかしたら、ツマだけではなく、二人で心の治療をするほうが早いのかも…と思ってしまう今日この頃だ。




人気ブログランキングへ



にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

書けなかった。

年末年始、色々あった。

色々あり過ぎて、頭がグルグルしてまとまらなかった。

でも、それでもブログ書いておけば良かったのかもしれない。その時の自分を、その時出てきた言葉をそのまま。


記憶というのはアテにならない。色々あったと言いつつも、詳細なものは抜け落ちてしまっているから。特にうつになってからは、記憶というものがなぜか定着しない。ツマだけかもしれないが、出来事がそのままそっくりなくなっていることがある。


オットちゃんに「何処どこで〇〇したでしょ」と言われても「う…うん、そー…だったねぇ…」と申し訳ないのだが曖昧な答えしかできず、実に可哀想である。



この年末年始中、根深く残っているのはお姑さんが言った

「ほんとに、しょーもないねぇ」

の一言。

ちなみに、しょーもないとは“どうしようもない奴”と言われてるようなものである。


ツマが庭で洗濯物を干してると隣からお姑さんが「どうだい体調は?」と聞いてきた。うつについてはオットちゃんからある程度話は行っている。

「身体に色々症状が出ちゃってて…すみません、どうしようもないですよね…」と答えた後のお姑さんの一言だ。

その後、ツマは苦笑いのまま顔が固まり、年末年始も隣すら行かず、年始の挨拶すら

していない。

もちろん、大した意味もなく発せられた一言なのかもしれないが、けっこうグサリと刺さった。

洗濯物も、干すときはまるで人目につかないように家の中から近所を見回して、誰もいない事を確認しないと出られなくなっている。

なぜ自分の家で、そんな事をしなきゃいけないのかバカバカしいが、とにかく人に会って「体調悪いの?」「仕事休みなの?」という会話になってしまうのが嫌なのだ。


そもそも、うつの人に「体調どう?」と聞くのはどうかと思うが。そう聞かれても、どう答えていいかわからない。本人が1番、この症状は何なんだと思っているからだ。出来れば、何も詮索されたくない。




もう一つは、ここ何週間かのコドモたちの成長。

休み中、2回だけ一緒に近所の公園に遊びに行けた。とても晴れていて穏やかだった。数週間のうちに、ニィニもリョーちゃんも、それぞれに出来ることが増えていた。成長の嬉しさと同時に、情けなくなってしまった。母として、たくさん遊んであげられていないことに。

普段、家事を済ませるのに費やしている時間を、なるべくコドモたちと接する時間にしようと思った。

全部、ちゃんと出来なくていいんだ…適当でも、今のコドモたちの顔をちゃんと見なきゃ。そう思った。



にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ
にほんブログ村

仮面の下のツマ

Merry Christmas☆


やっぱり今年もサンタが来なかったツマです。

・・・いい大人が期待しちゃいけませんね。




さて、眠れない。

2時間くらい寝て、途中目が覚めてしまうとそこから眠れない。

朝方、1番起きなきゃいけない時間帯に眠くなる。

夜中に目が覚めると、なぜこんなにも頭がフル回転してるのか。色々なことが頭の中でグルグルしていてうるさい。



ここ何日か、また仮面を被りつつあるせいか?


周りの期待に沿うように

周りに負担をかけないように

周りが不機嫌にならないように


自分が辛くても、泣きたくても、助けを求めたくても、仮面を被って平気なフリをする。そのほうが、何だかんだ言いつつ周りは機嫌を損ねない。ツマが動けば丸く収まる。そして、気が付くと仮面は剥がれなくなり、仮面の下は崩れていく―。


この繰り返し、どうにかやめたい。


何を言われても、どんな顔をされても、今は自分を守りたいのに。ゆっくり治したいのに。

うつは、周りを苛立たせる。長ければ長いほど。だからほんの少し上がってくるとすぐに、「もう大丈夫そうだね」「あれ買ってきてくれた?」「ご飯の予定、何?」と普通に戻そうとする。動けるなら日常サポートしなくても大丈夫でしょ、むしろ生活崩さないほうがいいよ、的な。


そうじゃない。

それは、うつが見せる仮面の姿。

そして、その姿のほうがやっぱり周りは楽なんだと思った瞬間、死を考えてしまう事さえある。病にかかっている自分は、受け入れられていないのだと。いないほうがいいのでは、と。



でもきっと、本気で思っているわけではない。だからこそ、苦しむのだと思う。




今日、1つ嬉しいことがあった。

朝保育園でリョーちゃん担任のA先生が、「私も、そうだったの。だからママの辛さがよくわかる。何でも話してね、無理しないで大丈夫だから」と言ってくれたこと。


今日、1つ悲しいことがあった。

A先生と話した後、ニイニ担任のB先生に、「ママ、まだダメなの?でも、あれって波があるんでしょ?」と言われたこと。



でも、1人でも分かってくれる人がいただけ、嬉しかった。



オットちゃんは、無理しないでと言いつつ、もうツマが動けることが普通になってきている。送り迎えも、ご飯も、買い物も、洗濯も掃除も、ツマがやるのが“普通”・・・出来て当たり前。寝ていいかなと聞くと、いいよと言いつつ顔が強張っているのがわかる。任せると、「疲れた」爆弾が飛んでくる。



オットちゃんは、ツマの笑顔が微妙に違うこと、気付いていますか?




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村