ツマの恐怖
うつって、なった人にしかわからない。と皆口を揃えて言う。
そりゃ、そうだ。
自分自身でもよくわからない病気なのに、他の人にわかるはずが無い。
だって、例えばツマにはガンにかかった人の全てはわからない。痛みだって気持ちだって、わからない。本人以外は、想像して寄り添ってみることしか出来ない。
そう考えたら、うつが他の人にわからなくても当たり前のこと。
だから、傷つく事を言われても仕方が無いと思う。悲しいけれど、その人の価値観や考え方を否定することは出来ない。色々と言われたり周りの視線が恐い時もあるけれど、ツマにはそれよりも恐いことがある。
それは、自分がわからなくなること。
自分をどんどん嫌いになってしまうこと。
このまま、ガラスの箱から出られなかったらどうしようということ。
ツマには、うつが、硝子の箱に感じる。
何をするにも、そこに1枚の硝子を通しているみたいなのだ。硝子で出来た箱の中、そこに自分がいる。身体が閉じ込められている。そんな感じなのだ。
この日記を読んで下さっている皆さんは、何が恐いですか?
うつの自分、今の自分、認めてあげること出来ますか?
ツマはまだ、認めたくない気持ちが強いです。自分はこんなはずじゃない、そう抵抗しています。焦り、不安、悔しさ、無気力・・・色んなものが入り混じって身体が震えます。
昨日は、たくさん、たくさん、コドモたちを抱きしめました。柔らかくて暖かくて小さくて。何度も、何度も、「大好きだよ」と言いました。うつになったからわかることもあります。日常は、当たり前じゃないということ。家も、着るものも、ご飯も、お風呂も。家族と居ることも。
うつになる前は、“支えなきゃ”と思っていたこと。実は、“支えられているんだ”ということ。
だからツマは、自分を嫌いになってしまうことが1番恐いんです。
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